【授業録】　2024年度中学入学準備講座2月1回目

こんにちは！
講師Tです。

先日、2024年度中学入学準備講座の2月の講座が始まりました。

1月の講座では小学4年生で学習する分数、小数、割り算、小数の掛け算・割り算について学習してきました。

2月の講座では小学5年生で学習する算数の中から、速さと割合にスポットを当てていきます。

2月1回目の講座となる今回は「速さ」についてです。

速さって何だろう？

速さの単位というのは小学生にとっては特殊な単位です。

例えば〇cmというのは1cm〇個分というように1cmを基準に、△gというのは1g△個分というように1gを基準にすればその大きさがわかります。

では、速さはどうでしょうか。

時速30kmというのは時速1km30個分という意味ではありませんよね。

ここが速さが難しいと小学生に思われがちな1つめのポイントです。

今回は、時速、分速、秒速のそれぞれの意味から確認していきます。

開始2分で既に大混乱。
もうめちゃくちゃです（笑）

このままでは正解にたどり着けそうにないので説明してしまいます。

時速、分速、秒速の関係

速さを表すそれぞれの単位の意味が分かったら、今度はそれらの関係性について考えてみます。

秒速から分速、分速から時速になおすときは60を掛ける。

逆に時速から分速、分速から秒速になおすときは60で割る。

公式のような感じで覚えている子もいますが、やはり、これにも意味があります。

分速から時速　（秒速から分速）

今回は分速から時速になおす例で考えましたが、秒速から分速も同じように考えることができます。

また、秒速から時速になおす際に、秒速を分速になおさずに秒速×3600で時速になおすこともできますが、これも1時間は3600秒というのを利用したものです。

時速から分速　（分速から秒速）

時速から分速、分速から秒速になおす場合は、少しイメージしづらいので図をつかって考えるのがオススメです。

速さを小さい時間の単位になおすときはこのような考えから60で割ると分かります。

時速を分速になおさず、いきなり秒速になおす場合は、「1時間＝3600秒」を使い、1時間を3600等分する（3600で割る）ことで求めることができます。

速さ、時間、距離の関係

速さの3公式として覚えることが多いこの3つの式ですが、これらにももちろん意味があります。

よく「きはじ」や「みはじ」の図に当てはめて･･･と習うこともあるのですが、最近、その図そのものがかけないというような子もちらほら･･･

ということで、今回は図や公式を覚えなくても当然に導けるように式そのものの意味を考えていこうと思っていたのですが、ここについては時間の関係でさわりの部分までとなってしまいました。

とはいえ、まずは「公式として覚えていることにも意味があるんだよ」という部分が伝わったのでOKです。

次回は具体的にその部分からやっていきたいと思います。

ふりかえり

今回は速さについて学習したのですが、授業前に想定していたより大混乱している子が多いようでした。

時速や分速といった速さの単位は、小学生からするとこれまでにあまり見かけない考え方となります。

「1あたりどのくらい」という考え方・表し方は、大人になると円/gのように日常生活でも使うほど身近な単位なのですが、小5の速さや人口密度の単元で扱うのが初めてという子が多く、イマイチよく分からない･･･となりやすいのです。

今回何度もしつこい程繰り返し確認した単位の意味が掴めると、結構スッキリと見えてくるのですが、やはり1回説明してすんなりいくものではないため、ここからはある程度の練習が必要です。

そのため、次回も引き続き速さを扱っていきます。

次回の講座は2月13日に行います。

受講者はまだまだ募集していますので、お気軽にお申込み・お問合せくださいね^^

中学入学準備講座のご受講のお申込み・お問合せはコチラ↓