2025年6月号 今月の挑戦問題の解説

挑戦問題の解説

2025年6月号 1問目

問題

0、1、3,5,7、8の6つの数字を全て使って作ることができる整数のうち、1番大きい偶数と1番小さい奇数の差はいくつですか。

では早速解いていきましょう。

「1番大きい偶数」や「1番小さい奇数」と考えると難しいので、まずはシンプルに「1番大きい数」と「1番小さい数」を考えます。

数は左の桁の数字が大きければ大きいほど大きくなり、左の桁が小さければ小さいほど小さくなりますよね。

6つの数字を全て使ってできる数字のうち、1番大きいのは「875310」、1番小さいのは「103578」となります。

1番大きい数については、偶数なので条件を満たしています。

1番小さい数は偶数なので、これは条件を満たしていません。

では、2番目に小さい数はどうでしょうか。

2番目に小さい数は右の2桁、一の位と十の位の数を入れ替えると完成します。

「103587」です。

これは条件通り、奇数で1番小さい数です。

では、使用する数が分かったので、問題通り、1番大きい偶数から1番小さい偶数を引いてみます。

875310ー103587=771723

答えは「771723」となります。

2025年6月号 2問目

問題

0、2,5,7,8,9の6つの数字を全部使って作ることができる整数のうち、4番目に小さい整数はいくつですか。

今回は、0、2,5,7,8,9の6つの数字を全部使って作れる数の中から、4番目に小さい整数を探します。

1問目同様、0が含まれているので、先頭に0がくる数字はNGです(6桁の整数として考えるので、0からは始まりません)。

それでは、「小さい順」にどんどん並べてみましょう。

左の桁が小さいほど小さな数になるので、1番小さい先頭の数字は0以外で最も小さい2です。

残った数字は0、5,7,8,9。
この5つを後ろに並べればOKですね。

では、先頭が「2」で始まる数を、小さい順に並べてみましょう。

1番目:205789
2番目:205798
3番目:205879
4番目:205897 ・・・

4番目に小さい整数は「205897」となります。