こんにちは!
学習塾クローネ三筑校です。
先日、中学生・高校生の定期考査が終わり、結果が返ってきました。
その中から、「確かに言われてみるとそうだな」という話が出てきたのでご紹介します。
数学のテスト問題に「次の数を素因数分解しなさい。」という問題がありました。
ややこしい数字ではなく、ここで点を取ってね!という先生の優しさが見えるような問題です。
テストのやり直しをしている子がいたので、返却された答案を見てみると・・・間違えてる!?
ルートがついた数を簡単にすることはできるので、素因数分解はできるはずだと思っていました。
不思議に思って、間違えた理由を聞いてみます。
ココ、どうしたの?
難しかった?
いや、素因数分解はできたんですよ。
でも、何を答案に書くのか分からなくて・・・
問題には「素因数分解しなさい。」って書いてあるから、素因数分解したらそれで終わりと思ったのに、何か答えないといけなかったみたいで・・・
なるほど!
確かに、他の問題を見てみると、「何個ありますか」とか「何通りですか」とか、答えるべきことが明確になっています。
それと比べると、この問題だけ「素因数分解しなさい」となっているんですね。
「計算しなさい」というのもありますが、これは計算結果を書けばいいので分かりやすい。
でも「素因数分解しなさい」って、それだけだと答えに困るって言われれば、確かに文句言えないな・・・と新しい発見がありました。
そういった問題を解き慣れている立場からすれば当たり前のことかもしれませんが、言われてみれば不思議な表現です。